特許と実用新案とではどちらで出願すべきでしょうか?

特許と実用新案とではどちらもメリット・デメリットがあります。

出願の目的をメリット・デメリットに当て嵌めてどちらかを選択する必要があります。

特許のメリットは、権利行使上の障害が少なく、権利期間が長い強力な権利ということです。

特許のデメリットは、特許要件の審査があり、権利取得までに長い期間を要し、権利取得ができない場合もあるということです。

実用新案のメリットは、形式を整えれば数ヶ月で権利が成立するということです。

実用新案のデメリットは、権利行使上の障害があり、権利行使が難しく、権利期間が特許に比較して短いことです。

権利を積極的に活用したい場合は、特許出願をお勧めします。

逆に、ライフサイクルの短い製品について、販売期間だけ権利を保持したいというのであれば、実用新案で十分でしょう。